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子どもは親の鏡と言われるように、親の生活そのままを子どもなりの気持ちで表現しています。 親がしっかりした人で、人の気持ちを理解でき、協調性も持ち合わせているようなら、子どもは何も心配することはありませんが、親がいい加減な生活をしていて、子どもだけに忍耐力と責任感を持たそうとしても土台無理です。 これは空を飛べないカエルの子に空を飛べといっているに等しいものがあります。 子どもの精神は未発達で完全に出来上がっていませんので、社会性も養われていないし、複雑な人間関係の中で自分の立場というものも理解できておらず、周囲の迷惑とか、親の思いやりなどにも何の関心もなく、ただ、肉体の欲するところにしたがって我がままし放題となります。 デパートのおもちゃ売り場などで、自分の欲しいものがあれば、泣いてでも買ってもらおうとするし、お菓子を見れば、好きなだけ手でつかんで食べようとするものです。 子どもの欲しいものを好きなだけ買い与えるようなことは、親の愛だと思ったら大間違いです。 子どもがこれを欲しいと思っても、ぐっと我慢して耐えることを教えてやるのも親の愛であります。 ひとりっ子などは、親が何でも買い与えたために、自己中心的な考えしかできず、自分の考えが通らなければ、激怒するような人がいますが、内弁慶ではあっても外では非常に弱い性格であるため、プレッシャーにすぐに負けてしまうようになります。 ひとりっ子でなくても、自分の思うように親がさせてくれた子どもは、表面は順調に進みますが、いざ、大学の受験シーズンなどになると問題が噴出します。 もし、受験して受からなかったような場合には、今まで親が挫折することや我慢することを教えてこなかったために、一回の試験で自信喪失となり、人によっては、これだけでうつになったり、最悪の場合には、自殺まで考えるようなことになります。 時には時節到来するまで待つことを教えることも大切です。 劣等感は人間を萎縮させ、自己過信は躓いたときに危ういです。 ⇒子どもの立派な育て方・しつけ方 |
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