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独立期の子どもへの干渉は禁物




自立心・独立心の旺盛な年代には、あまり親がいろいろと干渉しすぎるのはよくありません。かといって、黙って放任してもいけません。

なかなか子どもの扱い方が難しい時期があります。

自由放任にする時は、両親が子どもに対して愛情を失ったのではないかと子どもは不安になり、愛情を外に求めるようになるかもしれません。

あまり干渉すれば、「いつまでも親は私を子ども扱いする」と思って反抗するかもしれません。

いつまでもネコ可愛がりし、一から十まで子どもの機嫌をいるようにしますと、独立自尊の念が乏しくなって、「甘えっ子」になるおそれがあります。

親としては、子どもに独立自主の精神を養わせながら、それとなく導いてやる心がけが大切です。


子どもが独立してから、自分に関係する友達に対する接し方は、子どもが幼年期または少年期に家庭において年上の兄または姉に対して持った感情と同じになります。

たとえば、兄に反抗していた少年は、年上の友達に対しても反抗的になりがちです。

子どもが一人前の大人になってからも、会社や団体にいる年長に対する気持ちは、幼少年期に彼が父に抱いていた感情の継続になります。

父に反抗していた子どもは、会社や団体においても、課長や部長に反抗する気持ちをもっています。

また、良い父を持っていた子どもは、課長や部長、あるいは社長に対しても忠実である傾向があります。


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