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親を見れば子どもが分かり、子どもを見れば親が分かるものです。 親の考え方や生き方、あるいは性格を子どもは反映しています。 ですから、子どものすることを見て、両親は自分の心を写していると思って反省する材料になります。 親の思想や考え方、人に対する接し方を子どもは受け継ぐものですが、親が権力的であったり、厳格であったり、あるいは親が冷淡であったりしますと、子どもは往々にして親と反対側に立つことがあります。 子どもは親を愛していますから、親から愛されたいと願っているのですが、親が冷たかったり、いじめのようなことをしたり、あるいは強権的であったりしますと、子どもは「自分は愛されていない」と思い、その復讐のために反対側の立場に立ってしまうのです。 親の生命も精神も、その子どもに引き継がれているのであり、自分自身の人格形成の骨格になっていますので、親に反抗して子どもが立っている場合には、子どもは自分自身の人格に反抗している結果にもなり、その魂の苦闘には耐えがたいものがあるのです。 その耐えがたさの苦悶から、ますます親に反抗するようになります。 親がもっと深い愛情をことに示す必要があります。 人間の生きがいは、人から愛され、認められ、褒められ、役に立つと思われることによって得られます。 ことに子どもは親から愛され、認められ、褒められ、役に立つと思われていると信ずることによってのみ、生きがいを感じるのです。 ⇒子どもの立派な育て方・しつけ方 |
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