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どんなに良き相手と理想的な結婚をしても、いつかは色褪せてくるものです。 そして、結婚生活は、いつも楽しく朗らかに過ごせるものではなく、そこには、夫婦げんかがあったり、子どもの教育方針で争いがあるなど、人には言えない難問が次から次へと起こってくるものです。 それでも耐え忍べるのは、お互いに愛情が支えになっていることであり、「愛」が基本にあるからです。 いろいろの試練を経て夫婦の魂は鍛えられて向上するのです。 結婚生活にしろ、独身生活にしろ、人生は甘いものではありません。 ちょっと油断すると、どこまで転がり落ちるか分かったものではありません。 そういう苦労がやってくるのは、人生が人間の魂を鍛えるための学校だからです。 古歌にあるように、妻は妻なりに、また夫は夫なりに悟っていくのです。 『夫には 従うものと 知りながら 夜のみとこそ 思いしぞ憂(う)き』 『女房は 愛するものと 知りながら 昼は粗末に せしぞ愚かや』 夫婦生活は、夫に従ってついていくべきだと知ってはいたが、夜だけで良いと思っていた。だが、これは間違いであったと、やっと気が付いた女の自責の歌であります。 次の古歌は、女房は愛するものとは知っていたが、夜だけで良いと思っていた。だが、これは間違いであったと、やっと気が付いた男の自責の歌であります。 夫婦は宿世の縁で結ばれるものであり、この広い世の中に赤い一本の糸で結ばれる男女は一組しかいないことを考えれば、ただごとではありません。 一本の赤い糸で結ばれて宿世の縁を結んだ限りには、お互いに助け合い労わりあって、いぶし銀のような深い味わいのある夫婦になっていただきたいものです。 自分が愛されたいなら、まずは相手を大切にし、また、二人が心を一つにして努力すれば、非常に素晴らしい家庭生活を築けるのです。 ⇒子どもの立派な育て方・しつけ方 |
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