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離婚問題、つまり夫婦関係というのは、他人からは決して見えないものであり、夫と妻との心の葛藤が表面化したものであります。お互いに相手を「お前が悪い」「いやあんたが悪い」と罵り合うケンカ自体は、ギャンブルでの浪費とか浮気という表面的なことが原因でしょうが、その本源を探れば、夫婦の目に見えない心の葛藤が原因になっているのです。
仏教では「三界は唯心の所現」といって、私たちが見ている世界は、心の思っている世界が五感を通じて、そのように映って見えているだけであると看破しています。
この世で実在しているのはあなたの魂だけであり、その魂から発する心があなたの実在なのです。
妻が口には出さなくても、夫の浮気を疑って嫉妬するようなことになれば、夫は直感で妻の気持ちを察し、次第に妻から遠ざかるような気持ちを抱くことになるのです。
この世界は心でつながっている世界ですから、口に出す出さないに関係なく、常に明るい気持ちで夫を尊敬しないと、夫の心は妻から自然と離れて行ってしまうのです。
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