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家庭が天国になるのも地獄になるのも、夫婦がいかに調和するかがポイントとなります。 「古事記」にも書かれているように、「夫がまず唱え、妻これに従う」というのが、法則になるわけです。 男性は陽であり燃える火に象徴され、陽は陰の先に立ちます。 陰は受動的で、女性は陰とされます。 ですから、男性は能動的で発動的であり、女性は受動的な働きとなります。 発動的なものが先に立って、受動的なものが素直に受けて、そしてそれに従うというのが、これが天地の法則である、ということになっています。 その天地の道を『古事記』には まず天(あめ)の御柱(みはしら)という宇宙を支える中心の柱を、伊邪那岐(いざなぎ)の神様と伊邪那美(いざなみ)の神様とが両方からお回りになった。そして伊邪那岐の神様は左から、伊邪那美の神様は右からお回りになるのです。 右というのは、女性は陰であり水で象徴され、水の極という漢字をあてはめて「水極」と書いて「ミギ」と読みます。 それから左というのは、男性は陽であり火で象徴され、火が足りる、火が十分足りる、火の極であり、すなわち「火足(ひだり)」ということになります。 また、「天男地女」というように、天は男性に配し、地は女性に配し、天が地を覆うのが本来の陰陽の道であります。 ですから、女性上位の家庭は地が天を覆う形となって、天地の法則に反しますので、こういう家庭では、何かと家庭内でのトラブルが絶えないのです。 男女の役割、あるいは生き方にしても、天地の理、あるいは陰陽の理に則った家庭生活をしますと、家庭が融和して素晴らしい夫婦となるのです。 ⇒子どもの立派な育て方・しつけ方 |
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