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女性の体は「水」でも内に「火」を秘めて温かく、それが愛です




女性の体は柔らかく柔軟性に富んでおり、男性の体とは根本的に違いますが、その柔らかさは「水」の特質であります。

ある本では、水の本質を的確にみごとに表現していますので、それをそのまま引用します。

『歌舞伎役者である女形(おやま)の名優は、女性の感じを舞台の上で相役の男役者に感じさせるために、ワザと手を冷やしたという。水は水平に横たわる。

水は水平に横たわって、火が縦にそれを貫くのを待っているのである。
火は陽であり男性である。釜中の水、土瓶の水、銅壺の水、いずれも水平に横たわって、火がそれを貫くのを待つのである。
火が水を貫くとき、水は温かくなり、勢いを得、ついに沸騰して熱情を示すのです。
水が熱情を示すのは、火の影にすぎない。米を水に浸し、火を以て蒸すとき、醇熟して、甘味のある米飯となるのはそのためである。
女体は水であり、冷たく、陰であるが、女霊は火であり、温かく、愛である。』

と書かれています。

女性の臀部を触ると冷たいと、こう言われますが、それは女性の体が水の性質であるから冷たく感じられるのです。

しかし、水が冷たくとも内には火を秘めております。

「水」は陰の極を象徴しており、陰極は必ず陽転しますので、陰の極には必ず陽の「火」が秘められているのです。澄んだ水は、どんなに深さがあろうとも、どこまでも透明感がありますが、これは陰の水の中に、陽の明るさが秘められているからです。


また、「火」は陽の極を象徴しており、やはり陽極は陰転しますので、陽の極には必ず水の陰が秘められているのです。

それが証拠に小はマッチ棒につけた火から大にしては太陽に至るまで、火の中心は温度が低く暗くなっている部分があるのです。太陽で言えば黒点があるように、すべての火は中心が黒くなって温度が低いのです。これは「火」の中に「水」の陰を含んでいるからです。

「性」については、女性は水の本質があり、「水」自らが燃えるようなことはありませんが、陽の火が水を貫くことによって、水が温かくなり沸騰することとなり、女性の体に火がつくのです。

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