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陰(女)と陽(男)の本質を古事記から検証




まず、陰と陽の本質については、日本ではすでに古事記(こじき、ふることふみ)に陰陽の本質的な考え方が神話の形で説明されていますので、それを紹介しておきましょう。

 〜【イザナキ(男神)とイザナミ(女神)の日本国創設】〜


「イザナキ、イザナミよ、この天の沼矛を持って、脂のように漂う国を固めて治めるのだ。」
二人の神は命じられるままに、天の浮橋に立ってその沼矛で漂う国をかきまわすと、矛の先にしたたるしずくが重なり積もって島になった。
この島の名を、オノゴロジマ(淤能碁呂島)という。

その島に下りて、天の柱を立て、二人の神がすまう家を建てた。
「イザナミ(陰の神)よ、そなたの体はどうなっている?」
「私の体は足らないところが一つございます。」
「そうか、私には余っているところが一つある。私の余っている部分で、あなたの足らないところをふさいで、国土(くに)を生もうと思うが、どうだろうか?」
「そうしましょう。」
「そうとなったら、この天の柱をまわって子供を産もう。そなたは柱の右から回り、私は左から回ろう。」

大きな天の柱を回って再び出会う二人の神。
「あなたはなんて素敵な男性なの」
「そなたはなんてかわいらしい女性なのだ」
言葉をかけ終わった後に、イザナキ(陽の神)は首をかしげて
「女性から先に言葉をかけるのはよくないのではないのだろうか…」


「おぎゃぁ!!」
「おぉ、生まれたか、イザナミよ。おー、どれどれ元気な子が…。やや、なんだこの子は!?」「ど、どうされました、あなた。」
「この子には骨がないぞ。まるでヒルコ(水蛭子)のようだ。こんな子は葦で作った舟で川に流してしまえ。」
「どうして、こんなことに…」
「イザナミよ、すんだことは気にしても仕方ない。もう一度、子供を作ってみよう。」
「ええ、あなた。」…しかし、二人目の子供も子供と呼べないものだった。その子供の名は淡島と言った。
「どうして、二人の子供はダメだったのか、天にいる神々に聞いてみよう。」
「ええ、なんだか不吉ですね。そうしましょう。」

二人の相談を受けた天つ神々は、占いをしてその結果を伝えた。
「むむ、占いの結果、女性が先に言葉をかけたのがよくないようだ。今度はイザナキ(陽の神)が最初に声をかけるのだ。さぁ、もう一度やり直すがよい。」
「分かりました。」

天の柱に戻り、先ほどと同じように柱をまわり、今度はイザナキ(陽の神)から先に、
「そなたはなんてかわいらしい女性なんだろう。」
「あなたはなんて素敵な男性なんでしょう。」
このような言葉をかけた後に生まれた子供は、淡路島。次に四国。次に隠岐の島、そして、九州を生んだ。


上記の神話の中に陰陽のあり方の根本的な原理が潜んでいます。

(1) イザナミ(女の神)がイザナギ(男の神)に対して、最初に「何ていい男だろう」と声をかけていますが、本来「陰」は「陽」に従うべき原則があるのに、女性の方から先に声をかけてしまい、ヒルコ(水蛭子)ができたということです。
ヒルコというのは、蛭(ヒル)のような子どもということで、いまで言う小児麻痺の子どもの意味であります。

(2) 今度は、イザナギ(男の神)がイザナミ(女の神)に対して、先に「そなたはなんてかわいらしい女性なんだ」と声をかけて、それから生まれた子はまともな子であったということです。

(3) この神話は非常に意味が深いものがありまして、「陰」は「陽」に従うべきものであるということを象徴的に言っているものです。
これからもおわかるように、女性は男性より一歩控えて夫唱婦随が本来の道であることを教えています。

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